日本人観光客「韓国離れ」止まらず

韓国の格安航空会社(LCC)のジンエアーが来年3月末まで日本人客を対象に特典つきのキャンペーンを展開しているという。日本人の海外旅行先の調査結果で韓国が年々順位を下げ続けていることも背景にあるとみられ、「韓国離れ」に少しでも歯止めをかけたいという思惑が見え隠れする。その一方で、韓国人の日本旅行は急増しており、今年は単純計算で国民の8人に1人が日本を訪問することになるという。韓国メディアはこうした現象をあれやこれやと分析するのだが、結局はその国に魅力のあるかないかではないだろうか。

韓国離れは半島有事や円安だけが理由じゃない

韓国のLCCのジンエアーが今月6日、日本の観光客に韓国文化を紹介し、さまざまな特典を提供するキャンペーン「Jin Air Korea Guide」を来年3月31日まで実施すると発表した。聯合ニュース(日本語電子版)が伝えている。

ジンエアーは、ソウル・釜山と、北九州、福岡、成田、大阪、札幌、沖縄を結ぶ9路線を運航。同社はこのキャンペーンで日本の旅行客に飲食や生活、観光プログラムなどに関する韓国の文化コンテンツや特典を提供し、日本からの観光客誘致を拡大する計画だという。

一航空会社の取り組みではあるが、その背景には日本人の海外旅行先の調査結果で韓国が順位を下げ続けていることも背景にありそうだ。聯合ニュースによれば、韓国観光公社が11月に発表した日本人の海外旅行先の調査で、韓国は2014年は5位(4・4%)だったが、15年には9位(3・1%)まで下落し、昨年は10位(2・5%)と、かろうじてトップ10圏内にとどまった。今年は北朝鮮による相次ぐ挑発と円安により、さらに順位を下げる見通しだ。

昨年に日本人が海外旅行で最も行ってみたいと答えた観光地のトップはハワイ(24・0%)で、次いでイタリア(6・4%)、オーストラリア(5・8%)▽フランス(5・1%)、台湾(4・2%)-などだった。

聯合ニュースはこうした結果を踏まえ、「韓国が日本人から背を向けられているのは、韓流以外に韓国独自のコンテンツや魅力が不足し、幅広い欲求を満たすことができないことが根本的な要因に挙げられる」と冷静に分析している。

訪韓日本人客誘致のヒントは「おもてなし」?

その一方で、韓国人の日本への旅行が急増中だ。韓国紙、中央日報(日本語電子版)によると、日本の観光庁の集計で今年1~10月に日本を訪問した韓国人観光客は584万人で、前年同期比40%増という。過去最多だった昨年の509万人をすでに9月に超えており、今年1年間で600万人突破が確実視される。つまり、単純計算で韓国の国民8人に1人が今年、日本を訪れたことになる。

中央日報は訪日韓国人客が急増していることについて、休日の増加で余暇需要が増えたためと解釈できると分析。同紙によれば、韓国政府は2、3年前から公休日と日曜日が重なったり飛び石休日である場合、臨時公休日を積極的に指定している。内需振興と景気浮揚のための措置だという。今年の秋夕(チュソク、中秋)は最長10日間の連休となった。このため連休を利用して近距離の日本・東南アジアなどを旅行先に選ぶ人が大きく増えたようだ。

また、LCCの増加、最近の円安ウォン高などが重なっていることも挙げられる。特にLCCは日本路線を大幅に拡大しており、チェジュ航空は来年1月6日から鹿児島に新規就航するなど定期路線を8便に増やし、イースター航空も今月から新たに宮崎に就航し、ジンエアーは景品イベントで客を誘致している。こうした影響もあって今年7、8月、韓国のLCCの日本運送客は前年同期比67%増えた。

ただ、ここでも中央日報は「日本は観光地として韓国だけでなく世界的に注目されている」などと冷静に分析。今年1~10月の訪日外国人客は2379万人にのぼり、このままのペースだと年間最多を更新する見込みで、同紙は「ホテルなど観光業従事者のおもてなしと安い物価、街の美しさでアピールしている」とも評価する。

それゆえに、韓国国民の8人に1人が日本に「おもてなし」を求めてやってくる。韓国人にとっても日本の観光地が魅力的であるということにほかならない。韓国政府が本気で日本からの観光客を呼び込みたいのであれば、日本の取り組みの中にヒントを見いだせるはずである。

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