皮ごと食べられる種なしブドウ開発、長野県

皮ごと食べられる種なしブドウの新品種「ブドウ長果11」の育成が完了し、新たな長野県産の高級オリジナル品種になるとの期待が高まっている。県内にはすでに、市場評価の高い「シャインマスカット」「ナガノパープル」があるが、県などは、これらと同じ価格帯で流通させ、国内外に出荷する市場戦略を描く。初出荷は平成34年9月を目指しており、全国屈指の「ブドウ王国」として、認知をさらに高めるられるのか注目される。(太田浩信、写真も)

新品種は、県果樹試験場(須坂市)が20年に開発に着手。皮ごと食べられるブドウの開発を目指し、複数の品種を組み合わせた269種類の個体の中から、旧ソ連原産で細長い実が特徴の「ユニコーン」と、シャインマスカットを交配させた苗木を選び、育成を進めていた。

糖度が22~23%と甘いのが特徴で、シャインマスカットの19~20%、ナガノパープルの18~21%を上回る。1粒の重さは12~13グラムと大粒で、シャインマスカットとほぼ同じ大きさ。甘い上に、マスカットの香りがほのかに味わえる。

ユニコーン系統なため皮は赤く、黄緑色のシャインマスカットや黒紫色のナガノパープルと色合いは異なる。県農政部は「バラエティーのあるブドウ贈答品として見栄えも重要だ」として、「ブドウ三兄弟」として売り出す戦略も描く。

計画によると、34年には栽培面積を約100ヘクタールまで拡大する。出荷量も35年以降、約1200トンに引き上げることを目指すという。

シャインマスカットやナガノパープルは価格が高く、生産農家の収入アップに貢献している。中でも高い品質のものは、首都圏の高級フルーツ店で1房8千~1万円の価格帯で販売される。新品種のブドウは、品質や見た目の高級感も遜色がないため、同じ価格帯で販売したいとする。

阿部守一知事は「生産者などと力を合わせ、輸出戦略を含めてブランド化を進めたい」と高価格での流通に意欲的で、国内外への出荷を目指す考えだ。

初出荷後、しばらくは県内で生産拡大を図り、県オリジナル品種としてブランド化を進める。

すでに市場出荷に向けて名称の募集に着手し、先月に応募を締め切った。同部は「高級ブドウにふさわしい名称をつけたい」としており、現在公募した名称を審査しているという。類似の名称などを精査した上で、来春以降、正式発表する。

 

どろ豆乳石鹸どろあわわ+どろジェルクレンジング

Recommended For You

About the Author: wakana

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です